唇にキミの色(岩下慶子)2巻を読んで感想。ちょいネタバレ。


1巻では彩が自分の色を透明にして毎日を過ごしてきた内容が描かれていましたが、アイムも実は自分の色が分からず悩みながら幼少期からずっと過ごしてきました。

周りとは違う目の色、髪の色、「自分はみんなと同じじゃない」と色んな場面で思い知らされます。実の母親に捨てられて、今の義理の両親と暮らすことに。両親のはからいでフランスに渡ったものの、日本でもフランスでも馴染めずにいました。

「生きていることに何かしらの意味があるのなら、オレはいったいなんのためにーーー。」という問いかけに彩が「私と出会うためじゃ・・・だめ。。。?」と。

彩のこのセリフは恥ずかし過ぎて現実ではなかなか言えないセリフですが、これが言えちゃうし、ストンと心に入ってくるのは純愛だからこそです。

アイムが彩にキスする時は本当に優しく大切にして思ってるんだな~と感じます。

十代の頃って、心の中が不安定で、でも家族にも相談できない悩み事も増えてきて、また悩んで。のエンドレスループにはまります。が20代、30代になるとまた次元の違う悩みが出てきてあの頃なんであんな事が気になって悩んでたんだろう。って気持ちになる事が多いです。経験を積んでいくと恥じらいも少しづつなくなってきますが、生きやすくなる事も多くなります。あの頃の自分に今の私が直接教えられたら、もっと違った人生になっていたのかもですが、この経験があってこその今の自分ですから、やっぱり必要なことだったはずです。

さて話は戻りまして、アイムと彩は順調に交際を続けていきます。彩が美術部に戻ったのをきっかけに、アイムがデッサンのモデルになることに。

この事で、「人の目に移っている自分は、自分の思っている自分じゃないんだね」と気づきます。人に見られるのも案外悪くない・・・と思い始めるアイム。

この事がきっかけで、アイムはモデルの仕事を始めます。有名人になっていくアイムと、絵を描くことを続けたい彩。お互いの出来ることを大切にしたいという思いで、まさか離れることになるなんて。

好きなのに今は一緒にいるべきじゃないという選択はなかなか出来ない判断ですよね。アイムには輝いていてほしいし、アイムがくれた色を輝かせたいという思いの彩と、その強い意志をくみ取ることが出来たアイム。この二人だからこそ出来た行動かと思います。

最終話では、大人になった二人のストーリーも描かれていたりと、もうお腹いっぱいの内容となっています。是非、絵を見ながら楽しんで頂きたい作品でした。はあ~~。満足。

 

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