この愛は、異端。(森山絵凪)1巻を読んで感想。ちょいネタバレ注意。

絵に一目惚れして購入しましたが、想像以上に面白ったのでご紹介します。

 

主人公の『よしの』は昔からとても運の良い子供だった。

まだ彼女が胎児だった頃、母親の不注意で転倒。

流産一歩手前で奇跡的に一命をとりとめた。

 

赤子の頃も病気で死の淵を彷徨った時も最悪の状況から回復・・

 

一歳の時、誤飲でチアノーゼ状態の時も、

5歳の夏、神社の階段から落ちた時も無事。

7つの時、田舎の山で一人遭難するも無事。

9つの冬、誘拐されるが犯人の突然死で無事。

 

だがそんな彼女も13の夏・・運は尽きた・・・

 

家族旅行の帰り父の運転の不注意で交通事故。

両親は死亡・・相手の車も大破し全員死亡した。

彼女以外は・・・・

 

おまけに損害賠償に加えて父親の借金も加わり、家を売り土地も全て売り払ったが借金は億単位を越えていた。

彼女は絶望の淵に立たされた。

 

施設が見つかるまでの間、親戚の家を点々としたけど・・・

行く先々で、性的被害に遭いそうになった。

 

追い詰められた彼女はビルの屋上から自殺を図るも気を失い、気づけば助かっていた。

彼女はこれは両親が“まだ死ぬな”と言っているのだと思った。

 

たまたま寄った古本屋で一冊の古びた本に出会う。

それは、悪魔の呼び出し方の本だった。

 

藁にもすがる思いだった彼女は「彼」を呼び出してしまった。

 

バアル「私を呼び出したのは」

「あなたですね?お嬢さん・・・」

 

外国人顔のその悪魔は流暢な日本語でそう言った。

 

バアル「さて・・私を呼び出したからには・・・・」

「私と契約を交わす心の準備はできているのでしょうね?」

 

「本来なら」

「死後の魂の譲渡と寿命をいただくかわりに何でも願いを叶えるという契約しかできませんが・・」

「あなたの魂は5千年に一人という程の特殊な魂ーーー」

 

「なので もう一つ・・・あなただからこそできる契約方法があります」

「一つの願いにつき一つの対価を払っていただきます」

「その代わり 私はあなたとずっと行動を共にする」

 

「あなたが死ぬまでずっとです」

「こちらは寿命や魂の譲渡は必要ありません」

 

「・・・良い条件だと」

「思いますがねェ・・・・」

 

よしの「対価には・・・」

「何を払うの・・?」

 

バアル「対価は」

「あなたの体です」

 

「我々の好物は生娘です」

「まぐわいにより あなたの魂に直接触れ」

「私は魔力を得る事ができるからです」

 

「私を呼び出しておいて」

「今さら契約をしないなど許しませんよ」

 

絵がキレイだから真面目な感じかと思いきや結構コミカルなシーンが多くて笑えます。

よしのは悪魔を呼び出したことを後悔して、泣いて、永遠と今までの生い立ちとグチをバアルにぶつけます。

さんざんグチを聞かされたバアルは根負けして条件を緩くしてくれます。

 

バアル「対価はもう口付けだけで良しとしましょう」

 

よしの「!」

 

バアル「口付けで あなたが一瞬でも私に心を開けば 私はあなたの魂に触れられます」

「今はまだ子供なので・・・18歳までは普通の口付け」

「18歳からは舌もいれます」

「20歳になったら愛撫も加えます」

「いいですね?」

 

よしの「うんっ!!」

「それくらいなら大丈夫!!!」

 

“舌”と“愛撫”の意味を知らなかった彼女は即答した。

・・・そして

『契約』という名目がないだけでーー寿命こそ縮まないが

対価を払わされ続け

死後どのみち魂を持っていく

悪徳商法なのだと後で気づいた・・・

 

こうして、一緒にこの悪魔と共に生活をしていくはめになったよしの。

人間社会に溶け込むには一般的な日本の男性に変身する必要がある・・・

間違った認識のバアルは、美し過ぎるインテリ眼鏡イケメンへ。

 

その後は、親戚連中らを相手取り、細かい法律上のあれこれは全てバアルが片付けてくれた。

住む場所や食事に弁当、身のまわりの世話から受験

あらゆる雑事を引き受けてくれた。

 

キス一つで・・・・

 

死んだ親の代わりに絶対的に守ってくれる存在になってくれた。

 

バアルは小言が多くて下ネタも多いのが難点だけど、よしのには唯一心許せる相手となった。

 

すっかりバアルの事を優しい父や兄のようにしか考えていなかったが、18歳になったある日・・・

 

バアル「よく ここまで育ってくれましたね」

「この日を私は心待ちにしていましたよ」

 

「本日より」

「契約の対価が変わります」

 

 

よしのは久しぶりに見た悪魔の表情に怖くなる。

 

今までとは違った、甘く痺れるようなキス・・・

体中が快感に襲われる程の・・・

 

バアル「・・・20歳になったら」

「約束通り愛撫も加えますからね・・・」

 

 

(よしの)この日が来るまでただ彼は

私が望む通り兄か父を演じていたに過ぎない

 

“男”・・・なのだと・・・

 

私は理解した・・・

・・・私に見せた優しさも

まるで家族のように私に愛情を注ぐふりも

私の肉体と魂を手に入れる為の虚構の演出・・・

 

全ては作り物で

幻想・・・

 

目の前の男は・・・

対価を払い

報酬を得る関係だけの

悪魔・・・

 

人間・・・の男ではないのだと

はっきりと あの日 再認識した・・・

 

ーーそれでも私は

この悪魔が嫌いではない

 

あの悪魔以上に忌まわしい人間達から救い出してくれたのはまぎれもなく

この男なのだから・・・・

 

このマンガはとにかく絵が美しいので見ていてもうっとりします。

性描写が多いのですが、下品さはないので嫌な気分にはなりません。

 

悪魔と少女の奇妙な同棲生活にほっこりさせられながらも、対価を払ってもらう時には別人のように変貌するバアルにドキドキします。

 

そしてバアルの彫刻のような美しい体もミドコロです(●´ω`●)

一度読んでみるとこの世界にはまり込んでしまうのは間違いなし。

 

2巻へつづきます。

 

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