僕に花のメランコリー(小森みっこ)9巻を読んで感想。ちょいネタバレ注意。
弓弦が花に振り回されてる様子が微笑ましかった8巻ですが、今回は気になる事件の真相に迫っています!
前回までは・・・花は学校で偶然見かけた未来から、思いがけない弓弦の過去を知らされる。未来と弓弦は兄弟で、弓弦は昔ケンカの最中に相手に怪我を負わせ、この学校に転校して来ていた。しかもその時の怪我が原因で、将来有望だった相手は競技を続ける事が出来なくなり・・・。
(花)弓弦くんと未来先輩が実の兄弟
本当のお父さんの家に引き取られた後の生活
全然知らない 初めて聞いた話ばかりで
思ってもみなかった
弓弦くんのお母さんがした事・・・
弓弦くんを産んだ事に対して
ずっと罪の意識を持っていたなんて
弓弦 “お前が思うような綺麗な話ばかりじゃない”
“俺なんか産まなきゃよかったんだ”
以前に話してくれた弓弦の言葉を思い出す。
弓弦と会えなくなってから、どんな思いでここで生活してきたかを考えると花は胸が苦しくなる。
辛い思いをしてきたからこそ無理に昔の話を聞き出そうとするのは辞めようと思ったけど・・・
弓弦は全てを花に話そうと決心するのです。
心の傷を話せるくらい大事になった花は唯一無二の存在。
花からの何気ないやり取りでもホホを赤らめるようになった彼は本当に可愛い(●´ω`●)
弓弦が全てを話す場所に選んだのは、花と出会った田舎。
夏に、2人でお墓参りに行くことにする。
しかも1泊するから花パパも大騒ぎ(/ω\)
花パパに真剣に話す弓弦の姿は、結婚の申し込みみたいでじんときます。
弓弦「花が嫌がる事は絶対しません」
と親の前で宣言したのですが・・・・
その後、2人きりになってから。
弓弦「・・・俺はただ」
「落ちついた静かな所に行きたかったんだよ」
「おまえと」
「・・・やめたくなった?」
花「・・・・」
「・・・やめないです」
弓弦「花・・・・」
「・・・ちゃんと嫌がれよ?」
と花の唇に触れる。
この巻トップのキュンポイントでした(*‘∀‘)
(花)じゃあ 私が
嫌がらなかったら・・・?
真っ赤になって、そんなことを考えてしまう花なのでした。
そして、恋する乙女の努力も暴露しちゃいます。
バスで弓弦が窓側の席を譲ろうとすると・・・
花「・・・日焼けするので通路側がいいです」
弓弦「あー 日焼け」
「おまえ白いけどそういうのちゃんとやってるんだ?」
花「そうですよっ」
「私日焼けすると真っ赤になるし将来の為にもいつも日焼け止め塗ってるんです」
弓弦「へぇ・・大変だな」
花「そう大変なんですっ」
「髪の毛は毎日トリートメントしてオイル塗って乾かして」
「朝はアイロンで伸ばしてるし(これでも)」
「お風呂あがりにクリーム塗ってマッサージもしてるんです」
「爪磨いたり ストレッチしたり・・・いいですか!?」
「女の子が何もせずにいつでもこの状態だと思わないでくださいっ」
花の迫力に押される弓弦。
こうやって花の言葉を見返すと、たしかに女は大変だよ。
歯磨きするように日課になってるから何とも思わなくなってるけど、これを全部やめたらどれだけの時間が生まれるか!!
社会人になると身だしなみもマナーだから化粧もして・・・そう考えると男みたいに朝起きて髪整えたくらいでパッと外出れるのが羨ましい。
年取るごとに、時間をかけねば外に出られない(お見せ出来ない)状態だよ。
おっと、話がそれましたが2人だけでいく田舎1泊旅行は昔を懐かしんだり今の気持ちを整理して再確認したり、貴重な時間となったのです。
そして、その時がきた。
宿に到着すると布団が2組しいてあって・・・
この光景を見ただけだけでも花の心臓がバクバクと音をたてる。
弓弦はいたって平然としてるけど・・・
過去を語り、心が通じ合ったふたり。
そして、物語は・・・
キスのその先へーーー。
僕に花のメランコリー10巻は2018年12月発売予定。
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