コウノドリ(鈴ノ木ユウ)1巻を読んで感想。ちょいネタバレ注意。
すでに大人気漫画でありますコウノドリです。
ドラマ化もして、その時から吉田洋さんのファンになりました。
すでにマンガは26巻まで出ていて、はっさくは1巻からずっと集めています。
女性目線に寄り添った内容で、涙なしでは読めません!
なおかつ妊娠や女性の体についての勉強にもなっていて奥が深い。
実際に産婦人科医の先生もブログでおススメしているを見ました。
改めて1巻から読んでいるのですが、忘れていた部分も多くて楽しめます(^^)/
やっぱりこのマンガは絶対紹介しておきたいので、時間はかかると思いますが1巻の感想からアップしていきたいと思います。
主人公は鴻鳥サクラ(こうのどりさくら)産婦人科医。
二足のわらじで人気ピアニスト“ベイビー”としても活躍しているが、個人情報はほとんど公開していない。
1話目は「受け入れ拒否」。
一時期ニュースでも話題になりました。
妊娠しているのにもかかわらず妊婦検診を受けていない妊婦を未受診妊婦・未管理妊婦という。
野良妊婦とも言われるそう。
未受診妊婦を受け入れる病院はリスクは大きく、胎児の状態や母体の感染症などの重要な情報や判断材料がないから大抵は拒否される。
受け入れる病院はあらゆる状況に対応できる準備をしなければならないので、それに対応できない病院は受け入れを拒否するのだ。
妊婦はそれによってたらい回しの状態となり母子ともに危険にさらされる。
もし受け入れたとしてもその妊婦がウイルス性肝炎やエイズなどの感染症だった場合、医師や助産師・看護師などの医療スタッフにとってその妊婦はとても危険な患者となる。
このお話は、なぜ未受診妊婦となってしまったのか、その経緯を描いています。
今回の妊婦さんはお金が払えないので受診しなかったのですが、今はソーシャルワーカーの方がいてお金の相談もしてくる。
母子手帳をもらえば無料のチケットを配布してくれるし、出産費用を払えそうにない人には生まれる前に申請すれば出産費用を肩代わりしてくれる助産制度もあるそう。
最近のニュースでも、誰にも知られず家や公衆のトイレ、ホテルなどで出産して赤ちゃんを放棄した事件がたくさんあります。
その方たちがこの情報を少しでも知っていたら違った結果になったのではと毎回思ってしまいます。
主人公のサクラは児童養護施設で幼少期を過ごしたのですが、その時に母親代わりとなった“ケイコママ”からの言葉が印象的でした。
ケイコママ「ねえ サクラ」
「あんたには きっとこれからも」
「人の何十倍も辛いことがあるかもしれない」
「・・・でもね」
「・・・でも人一倍幸せになることはできる」
乳児院に行く事になった赤ん坊をサクラは自分と重ねて見えてエールを送るシーンが泣ける。
サクラ「負けるなよ」
2話目は「切迫流産」。
はっさくの周りでもなった人がいる。
絶対安静で病院に入院して1日寝たきり状態とは聞いていたけど、実際の詳しい内容をこのマンガで知る事ができた時は、本当に元気に産まれて来てくれた赤ちゃんはなんて尊いんだと思った。
今回のお話の妊婦さんは、無事に出産するまでずっとベットの上で食事も排尿、排便までのすべてを行うことになった。
1日、1週間とお腹の中にいる時間が長くなればなるほど赤ちゃんの救命率は上がる。
目標は24週、推定体重は500g。
そこまでいけば赤ちゃんの救命率は50%まで上がる。
でも、24週で出産した場合、たとえ赤ちゃんが助かっても多くの合併症(脳性麻痺、視力障碍、慢性呼吸不全)がある可能性が高い。
助からなかった場合は22週未満の場合は流産。
22週となったら死産。
すべてのリスクを踏まえた上で産むのか産まないのかというかなり厳しい選択をご両親は迫られます。
3話は「淋病」。
浮気が原因で淋病にかかった亭主が妊娠中の妻にうつしてしまったお話。
妊婦さんが淋病にかかると流産や早産を起こすことがある。
それに出産時にも産道の中で赤ちゃんに感染することがある。
もし赤ちゃんが感染すると関節炎、肺炎、敗血症・・・・重い場合だと結膜炎に感染し失明する恐れもある。
なのでしっかり検査してもし感染していたとしても妊娠4ヵ月の妊婦さんならすぐ治療すれば問題はない。
妊娠中の浮気・・・芸能ニュースでよく出ますね。
旦那がクズすぎる。
4話目は「オンコール」。
妊娠は病気ではない。
だから患者もその家族も安全だと思い込んでいる。
しかし毎年この産院で行われる約2千件の出産でおよそ300件の出産は命の危険と隣り合わせだ。
その小さな命が助かる時もあれば
助けられない時もある
100%安全なんてありえない
それが出産。
どのお話しも、人の人生の1ページだと思うと感慨深いです。
2巻へつづく。
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