コウノドリ(鈴ノ木ユウ)9巻を読んで感想。ちょっとネタバレ注意。
9巻の内容は前回から引き続き「研修医・後編」「インフルエンザ」「出産予定日」です。
ゴロー先生は四宮先生の厳しい指導の元で日々奮闘しています。
たまたま街で心肺停止した妊婦さんに遭遇したゴロー先生。
すぐに心肺蘇生をして助かったものの危険な状態が続きます。
病院へ搬送した後も危うい状況が続き、母子ともに命の危険が迫るなかゴロー先生に試練が訪れます。
産婦人科医になるにしろならないにしろ
医者なら患者から逃げるな
四宮先生の言葉が刺さります。
お腹の中の赤ちゃんとお母さんが助かるのか・・・・ハラハラしながら読んでいました。
もうマンガから目が離せません!!
ゴロー先生は今まで産婦人科医の息子だからそのまま自分も同じ道をたどるんだと思っていたけど、今回のケースで改めて医者になってよかったと思えるのです。
ある日、冷めたご飯を温めなおしてくれた食堂の女性と話をしていたら、ゴロー先生の父親が経営している病院で20年前に出産したと教えてくれた。
女性は赤西先生には本当にお世話になって感謝していると言っていますが、ゴロー先生は父とのいい思い出はほとんどない。
なぜなら子供の頃、父親はいつも緊急の呼び出しで出かけてしまうから・・・
その話を聞いて女性は心底、赤西先生に感謝します。
自分の息子との約束を破ってまで・・・
妊婦と赤ちゃんを診てくれてたんだね
いつやってくるかわからないお産。
先生にも家族がいて、子供との時間もつくりたいはず。
でも緊急の出産があるとすぐに家族の元を離れて駆けつけないといけない。
寂しい思いをしている子供もたくさんいるのかもと気づかされました。
今回ごろは、ゴロー先生の父の偉大さと、なぜ研修医としてペルソナ病院を勧めてきたのかが改めてわかった貴重なお話でした。
出産は本当 一人一人違うんですね
口にするのは照れ臭いですけど・・・
やっぱり出産は奇跡です
この件で心が決まったゴロー先生は・・・
オレ2カ月後 産婦人科に戻ってきます
とコウノトリ先生に報告。
これで心の底から産婦人科医になろうと決めたのでした。
次は「インフルエンザ」です。
28週以降でインフルエンザの予防接種をすると赤ちゃんにもワクチンの効果が移行して生まれてからしばらくは赤ちゃんにもインフルエンザにかかりにくくなるそうです。
ある日、インフルエンザにかかった妊婦さんが訪れる。
妊婦さんは免疫力が落ちているのでインフルエンザにかかると症状が重くなりやすい。
乳幼児や高齢者の方も気管支炎や肺炎などを併発しやすくなります。
こういう知識は頭に入れておいて損はないですね(#^^#)
次のお話は「出産予定日」です。
予定日とは40週と0日のことを言うが、これはあくまでも予定でしかない。
1~2週間早く生まれるかもしれないし、予定日を過ぎてしまうかもしれない。
今回は妊婦さんの夫が立ち合いたいので何とか休みの日に生まれてほしいと希望するのだが・・・
小さいお腹の妊婦さんと大きいお腹の妊婦さん。
どちらも順調に経過しているが、夫が心配性。
それを諭すかのようにコウノトリ先生が・・
赤ちゃんが安心して生まれる時期は37週0日から41週と6日まで
正産期といいます
赤ちゃんは大きさよりも週数のほうが大事なんです
実際に言いそうな夫のセリフがリアル過ぎる((+_+))
結局、予定日から3日経ったけど産気づかなかった・・・
出産に対して不安そうな顔の妊婦さんを見てコウノトリ先生が優しくフォローしてくれます。
今は残りの妊婦生活を楽しんで下さい
こんな優しい言葉をかけてくれる先生がどれほどいるのかなぁ・・・
ほんと、心の揺れ幅が大きい妊娠生活でこんなこと言ってくれたらぜったい泣いちゃう。
一人目も二人目もぜったいここで産むってなる。
その後も、出産のイメージがしやすいように分娩室の見学までさせてくれるんだよ。
その後も、なかなか生まれる気配がないので追加の休みを取ろうと上司に掛け合うと・・・
男に出来ることなんか何もないよ
はっきり言ってヒマなのよ男は
なんて言われたもんだからダメかぁ~~~
なんて思ってたら・・・
でも立ち会ってあげなさい
命がけで苦しんで子供を産む奥さんの顔を見てさ・・・・
自分の無力さを噛みしめてきなさい
家族のために
もっと頑張らなきゃって気持ちになるから・・・
なんて粋な上司!!!
こんな上司の元ならどこまでもついて行くよ(:_;)
こういうのが当たり前になってほしいものだよホント。
今回も心にしみるセリフがオンパレード!
このマンガどの巻もハズレなしだ(‘ω’)ノ
|
【楽天】
![]() |
新品価格 |
【Amazon】
Sponsered Link
p>