コウノドリ(鈴ノ木ユウ)15巻を読んで感想。ちょっとネタバレ注意。

15巻は「胎便吸引症候群」「出生届」の2本です。

41週の初産婦の安西さん。

陣痛がきて子宮口も全開で2時間たっているが赤ちゃんが出てこない。

羊水混濁もあって、赤ちゃんがしんどそうなのでコウノトリ先生が吸引分娩する。

 

無事に生まれたが赤ちゃんは胎便吸引症候群と診断される。

通常、赤ちゃんはお母さんのお腹の中でうんちはしない。

生まれたあとにします。

でもお腹の中でストレスがかかると羊水の中で便をすることがある。

それが胎児の便、つまり胎便。

そしてさらなるストレスがかかると通常、胎内ではしない呼吸、あえぎ呼吸をしてしまう。

それによって赤ちゃんはその混濁した羊水を胎内や出産後に気管に吸い込んでしまうのだ。

それで呼吸障害がおきる、それが胎便吸引症候群という。

 

安西さんの赤ちゃんは障害が残るほどのダメージはなく治療していくことになった。

はっさくは初めてこの病名を知りました。

赤ちゃんにとってもお腹の中から外の世界に出るのはすごく大変なことなんだよね。

お産は母親と赤ちゃんどちらもリスクが高いんだと再確認させられます。

 

ペルソナの新生児科で新しく働くことになった工藤先生。

とても仕事熱心で頼れる戦力になりそうだが、少し性格に難あり。

患者さんや赤ちゃんにはとても優しいのに職場の仲間には厳しい。

なので色んなところで角が立つ。

周りは工藤先生に対して不満を持つようになるが、彼の言っていることは決して間違っていない。

赤ちゃんや親御さんの立場に寄り添った治療をしてくれている。

 

なぜそこまで神経質になるのかは工藤先生の過去に答えがあった。

同じ立場になって初めてその人の痛みがわかる・・・・

 

次は「出生届」です。

出生届は2週間以内に提出しなければならない。

結構、バタバタしてるとすぐに期限がきそうですよね。

はっさく家では旦那が出してくれました。

普段、役所に行くことがないのでさぞアタフタしたでしょうに・・・。

 

そして今回は、あの小松さんに恋の予感が♡

お相手はピアニストの山下ジョージさん。

結構、意外でした!!

なんか小松さんと同じような雰囲気の人がお似合いなのかな~~なんて思ってたので。

ジョージさんは、どちらかと言えばダンディな雰囲気・・・。

しかも超有名ピアニスト。

小松さんは彼のコンサートをこっそり見に行くんだけど、自分とはまるで住む世界が違うんだと諦めかけていた。

そんな時に、小松さんのケータイにジョージさんから連絡が・・・!!?

その後の進展は次巻へと続きます。

 

そして、今回の妊婦さんは双子を妊娠。

上の子は小学校1年生。

手が離れてやっと自分の時間が出来ると思っていた矢先の妊娠。

上の子に兄弟をつくってやりたいと思っていたけどまさか双子だったとは。

夫婦ともにこれからの育児に不安を募らせる。

 

夫は同じ職場の双子がいる同僚にアドバイスを求めると・・・

 

・・・しんどいっすよ

はっきり言って毎日めっちゃしんどいですよ

金は当然かかるし・・・

夜泣きは2人分なんで寝れないし

風呂も2人入れるんで腰やっちゃいますしね

何よりキツイのは双子をずっと見ている妻のストレスがオレに向かってくるっていう・・・・

 

それを聞いて不安が倍増・・・・

 

正直 一人だったら全然よかったんだよな~~~

 

なんて言っていたら・・・・!!?

 

今まで順調にきていたが20週を過ぎた検診で赤ちゃんの心拍がひとつなくなっていた。

亡くなった赤ちゃんを身ごもったまま、もう一人の赤ちゃんの成長を見守り経過を見ていくことになる。

 

上の子が楽しみにしていた双子の赤ちゃん。

小学校で家族の絵を描いたシーンが泣ける。

 

毎回、コウノトリ先生が赤ちゃん2人のエコーを見てくれたり、きちんと双子の妊婦さんとして扱ってくれる優しさが染みる。

 

だんだん週数が増えるごとに亡くなった赤ちゃんの痕跡が消えていくのが辛い。

妻も気持ちの整理がつかないまま妊婦生活を送ることになる。

 

なんとか無事に出産するも喜んでいいのか悲しんでいいのかわからない。

 

印象的だったのは亡くなった赤ちゃんに名前をつけてあげて、家族みんなが忘れずにこれからも生きていこうとする姿。

 

一輝は

戸籍に名前も残らないし

火葬をして骨も残らなかった

 

何も残っていないんです・・・

でも私ははっきり覚えてる

 

これから先・・・

私たち家族5人分幸せに生きるために・・・

 

私はずっと一輝を忘れません

 

死産と診断された時の夫の言葉が頭に残る。

双子だと知った時に悩んでいたことは実は幸せなことだったんだな・・・というシーン。

 

なくなって初めてわかる幸せ・・・

今回も辛いお話でしたが最後はポジティブに終わったので希望が持てる結末でした。

「出生届」のお話はたっぷりページ数があったので夫婦や子供の気持ちの経過がわかりやすかった。

それにしても、毎回しっかりとした現場の取材をされているのでしょうね。

細かい描写やセリフがリアルで現実味を感じます。

 

【楽天】

【Amazon】

Sponsered Link

Follow me!

コメントを残す