コウノドリ(鈴ノ木ユウ)16巻を読んで感想。ちょっとネタバレ注意。
「VBAC」、「胎動」、「子宮筋腫」の3話です。
「VBAC」とはなんだ?
というところからの説明。
帝王切開後の経膣分娩という意味みたいですが・・・どゆこと??
つまり、一度帝王切開をしているのに次の出産は下(経膣)から産むということらしいです。
今回の妊婦さんは、一人目の出産が帝王切開で治るまでの育児が大変だったためVBACを希望しています。
他にも、産後の回復を早くしたいとか、入院期間を短くしたいとか、陣痛を経験してみたいなどがあるそうです。
何もなければ普通のお産になるが、何かあったときが極めて危険。
もし子宮破裂が起きたら妊婦や赤ちゃんの命が危険になる。
それに産科医が背負うリスクも大きく、できればやりたくない方法だとコウノトリ先生も話すが、妊婦さんの意見も尊重してあげたいと思っている。
この一件で、四宮先生とコウノトリ先生の意見が分かれて険悪な雰囲気が漂うのです。
一般の分娩での子宮破裂のリスクは1000人に1人。
そしてVBACの場合は1000人に5人。
およそ5倍リスクが上がることになる。
もし破裂したら最悪の場合、赤ちゃんが亡くなったり脳に後遺症を残す可能性が高い。
そして、母体も出血多量で危険な状態になる。
子宮破裂を起こした妊婦さんは100人中6人は赤ちゃんを亡くし
100人中1人は妊婦さん本人が亡くなるという数字が出ています
これ見て、普通の分娩でも子宮破裂のリスクがあることを知りました。
皆が無事に出産できると勝手に思い込んでるけど、やっぱり命がけで子供を産んでるんだとハッとさせられる言葉でした。
ちなみに、こんな大変なリスクがあることをコウノトリ先生から聞かされた後に、妊婦さんの夫が
あ~そっか・・・
帝王切開じゃないってことは・・・
オレ 今回は立ち会えるのか
とのんきなことを言ってるシーンにイラっときました。
夫の理解は本当に大事。
それによって産後の生活が180度変わるから。
果たしてどんな結果が待っているのでしょうか。
次は「胎動」について。
胎動を初めて感じはめたばかりの妊婦さん。
いつもと違って、痙攣している!!と大騒ぎで受診するが倉崎先生の診断でそれはしゃっくりだと教えてくれる。
胎動が少なくなってきたときも、すぐに病院。
これってすごくいいことだと思う。
今はネットで検索すればたくさんの情報を目にするけど、一番は先生に見てもらうこと。
ちょっとでも気になることがあれば、躊躇してないで早く病院へ行くこと。
もしも・・ネット情報を鵜呑みにして自己判断して、何かあったとき・・・
これが一番怖い。
絶対後悔してしまう。
そうならないためにもすぐ病院。
これ大事なことだよ。
そして、倉崎先生のお話もはいっていて、仕事と育児の両立の大変さが描かれています。
シングルマザーだけど他の医師と分け隔てなく仕事を回してほしいと言い、一人でなんでもこなそうとしてしまう。
そんな彼女にコウノトリ先生がかけた言葉。
他人に迷惑かけたっていいじゃないか
育児で無理をしてしまいがちになるけど、一人じゃ子育てはできない。
色んな人に助けを求めたって大丈夫。
コウノトリ先生の優しさが沁みるシーンです。
そして最後は「子宮筋腫」。
これなってる人結構多いですよね。
そういうはっさくも筋腫ありです。
40代以上の女性の3~4人に1人は筋腫があるみたいですね。
6㎝の子宮筋腫が見つかった今回の妊婦さん。
子宮筋腫は子宮の筋肉からできる30~40代の女性ではよくある良性の腫瘍。
女性ホルモンの影響を受けて少しずつ大きくなる。
症状はないことが多いが、出る症状としては生理痛がひどくなったり生理の量が増えたり不正出血などが挙げられます。
できる場所によって早産などのリスクが高まるので要注意なのです。
生理がなくなるまで、だんだん大きくなっていくので注意を払いながら長く付き合っていかなければならない。
筋腫なんてよくあるよね~なんて思ってたけど、ないに越したことはない。
妊娠中のリスクも上がるし、10㎝超えたら手術を考えないといけないし・・・・
はっさくは、今のところちゃんと1年に1回は検診に行ってます。
生理がなくなるのなんて個人差もあるし、まだまだ先は長いですね・・・
そうそう、今コウノドリは31巻まで出てるけど、なんと!!
32巻でついに完結します!!
はっさくの感想、まだ全然追いつかないよ!
本当にいい作品。
最後まで見守りますよ(*’▽’)
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